梢／安達綾子

一休の母。南朝の出でありながら天皇と禁断の恋をする。朝廷の平和を思い、2人の息子、一休と自天王をバカと女として育て上げる。

後小松天皇／井立天

北朝最後の天皇であり、記念すべき第100代目天皇。梢との間に一休を持つがその事実を隠匿する。実質的な権力を将軍に取られ、将軍には頭が上がらない

世阿弥陀／大熊隆太郎

人気 能・狂言師。将軍からの寵愛を受け、様々な「芸」を盗み、我がものとしていき、究極の「芸」を完成させる

将軍／岡村圭輔

時は室町時代、将軍は権力をを自らのものにし、実質的な政治を担った。豪快な政治ぶりは天皇をも畏れさせ、武家の栄華の時代を顕している。

芸神／柏木明日香

芸事を司る神。幻として舞い、言葉として表せないものを表現する。

座長／河原岳史

一休を拾った旅芸人の一座の座長。萌の父。娘の萌を愛するあまり、奇行に走る。それが萌の障壁となってしまう。

新将軍／小林嵩平

戦乱の中、昇位した次代将軍。天皇の隠匿を疑い、真実を暴く。様々な勘違いは歪みを広げていき、戦乱は激化していく。

萌/高安智美

一休が拾われた旅芸人の一座の座長の娘。自らのコンサートを開催するのを夢見るピアニストで、あの手この手を使い確固たる地位を築いてゆく。

楠／竹村晋太朗

一休の家庭教師、アリストテレスとして仕え、一休をバカに育て上げる。
しかし、その心中には南朝再興の意があり、人知れずその意思は継がれる

自天王／西分綾香

南朝出の梢と天皇の間に産まれた子。一休の弟。
一休同様戦争の火種とならぬよう、男ながら女として育てられる。

芸神／藤島望

芸事を司る神。幻として舞い、言葉として表せないものを表現する。

ダルマ／丸山真輝

一休の師匠。手も足も動かさない何もしない芸、俗に言う「せぬ芸」で人気を呼ぶ、その人気は朝廷の耳まで届く。

一休宗純/山本貴大

北朝と南朝の間に生まれた禁断の天皇の子。戦争の火種とならぬよう、バカとして育てられる。一休は芸と出会い、真の芸を求めながら生きてゆく。

芸神／湯浅春枝

芸事を司る神。幻として舞い、言葉として表せないものを表現する。